SANDBIRD

日記

未来のミライ」。幼児期の現実と妄想のあわいを描くタイプのローファンタジーという感じ。形式としてはオムニバス的な。やはり、事前のプロモーションで時かけっぽい期待をさせたからこその低評価なんだろうな。最初からこういうものだとしてみれば悪くない。むしろ、サマーウォーズやバケモノの子のようなとっちらかったところがないぶん、それらよりも出来が良いといえる。ただ、相変わらず家族描写は鼻に付く。くんちゃんのクソガキっぷり、クソわがまま、クソうるささは、マジでムカつくんだけど、まあ子供ってこうだよね感もあり、というか細田守が「子供ってこうだよね(苦笑)」と言っているようで、くんちゃんの両親の子育て雑感みたいなのも、細田守の「育児って大変だよね(苦笑)俺も大変だったよ(苦笑)ま、子供は可愛いけどね(苦笑)」みたいなのが透けて見えるようで、非常にウザい。おまえの日記じゃねえんだよ。でも細田守、テーマとかは好きくないんだけど、やはり「アニメ」が上手いなと思う。ひいじいじがイケメンでしたね。