SANDBIRD

日記

映画「ザ・バットマン」。サスペンス7:アクション2:ロマンス1くらいの配分。クライムサスペンスとして観ると、まあ普通というか、こんなもんか感があって、「バットマン」というスパイスがあってこそ面白いように思ったが、もともとバットマン自体が探偵ものとして始まっているらしいので、じゃあそれはバットマンのそもそもの面白さなんじゃね、という気もする。キャットウーマンとのロマンス要素は好き。今回のバットマンはまだ若くて未熟なので童貞感があるというか、「普段はガサツで生意気な姉ちゃんと喧嘩してばかりの捻くれ中学生がふとしたきっかけで姉ちゃんとキスしちゃってドキドキ」みたいなラブコメ感がある。ないですか。リドラーをゾディアック事件的な劇場型知能犯と捉えるのってこの映画の独創なんですかね。それは良かったところ。カーチェイスはやや冗長に感じた。全体として「上手い」映画だけど個人的にはあんまり刺さらなかったな。BvSが下手な映画だったけど刺さったのとは対照的で。