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人と関われば関わるほど、嫌な記憶は増えていくし、自分の嫌な部分が相手に知られていると思うと、何もかも嫌になって、関係を断ちたくなる。人に慣れれば慣れるほどボロが出る。リセットしたい。
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ザ・社会人みたいな人が苦手なんだよな。「私だって仕事は嫌だしいろいろ苦労もあるけどみんな我慢して頑張ってるんだから私も頑張んなきゃいけないしおまえも文句を言わずに働け」みたいやつ。マジ無理。
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マクロスΔの「観やすさ」は、「F」と比べたときに「男らしさ・女らしさ」の描写が薄いことに由来するのではないか、という気がした。つまり、女みたいな容姿でことさらに男らしくあろうとするアルト、恋に恋するランカ、いかにも女性らしく振る舞うシェリル、女好きのミハエル…あたりと比べて、さっぱりした性格のハヤテ、無邪気なフレイア、軍人で生真面目なミラージュ、何を考えているのか分からない美雲さん…といった感じで、男性性・女性性が脱臭されている感がある。このあたりは「F」の三角関係を盛り上げている要因でもあり、「Δ」の三角関係がいまいち盛り上がらない原因でもあるのだろうが、ともかくウェットに男女の関係を描いていた「F」よりも、「Δ」の描写のほうが個人的には好ましく感じる。
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鬱い。
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憂鬱。結局のところ自分と気が合うのは自分だけなのだ。本音を言ってもどこかで聞いたような理屈で説得されるだけだ。そこで意地を通しても何にもならぬ。そして人間と人間のあいだに業が積もっていく。逃げたい。
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面白い作品を書いてくれるかぎりにおいて作家に味方するつもりはあるけれども、「儲からないから作品を放り出すわゴメンな」と言われてなお作家の味方をするわけではないぞ、という気持ちはある。