SANDBIRD

日記

天気の子。‪あの大ヒット作の後に錚々たるスポンサーを抱えてやるのがこんなピーキーな話かよっていうのが最高だったな…‬そして、この話を俺は大人の視点で観てしまうからもうダメだな…と思った。セカイの危機と好きな女の子と、どっちを選ぶかという話で、好きな女の子を選んで大丈夫なんだ、という話。これを非オタが「君の名は。」みたいに受け入れるのなら、オタクにとってのゼロ年代がいま一般人の2020年代として始まるのか…と思ったりもした。っていう語り自体がゼロ年代くさいよね。わかる。
「子供が大人の社会に混じる話」「子供が大人から逃げ出す話」「子供が大人を頼らないせいで追い詰められていく話」「子供が子供であることを肯定する話」あたりの類型の複合なんだよな。でそこにボーイミーツガールや超能力迫害ものや逃避行やセカイ系といったベタな要素を足している。そこのバランスが良いんじゃないか。