SANDBIRD

日記

君の名は。」観た。
前半のコミカルな入れ替わり描写が楽しい。こんな素直なエンタメができる人なんだな新海誠。ただ描写が足りてないのでタキとミツハがどうして惹かれあったのか分かりづらいよな。直接的には顔を合わせてないわけだし。これだけみるとミツハは奥寺さんと付き合うべきだしタキはてっしーと付き合うべきなのでは!
後半からはストーリーに対してちょっと仕掛けが大掛かりすぎるなあという印象。こじんまりと、しかしドラマティックにまとめた細田版時かけと比べれば、あまり上手くないかな。エンタメとしてまちがいなく一級の作品ではある。もう少し長い尺で観たかった(小説版を読めということ?)。
しかし新海誠作品の映像美は、最初はハッとするものの観ているうちに気にならなくなるというか、印象に影響を与えなくなるのが不思議だ。錯視のようだ。キャラが出てくるとキャラに注意しすぎて背景が気にならなくなるのだと思う。彗星はありえないくらい綺麗だよね。いや本当にありえないんだけど。